先に出来上がっていた泣き顔に加え、
頭部の接合面の処理は意外と面倒で、特に塗装の境目がなかなか消えてくれませんでした。
しかし、なんとかここまで辿り着きました。
Z02
Z01

この後、最後にスミ入れをしてディテールを加えていきます。
入れていく箇所は全体の凹部分に濃い青を。そして口の中に黒を入れます。
込み入ってる部分のスミ入れ作業ははみ出す可能性が高いので溶剤で下地を犯すことなく拭き取り可能なエナメル塗料が最適とのこと。
そしてエナメルの上からラッカーは不可。その逆は可ということなのでエナメルでのスミ入れ作業はラッカー塗装が全て終わったこの段階からしかできないんですね。
やり直し可ということで気軽に楽しくやっていきますよ。
サラサラサラ~っと。
乾いたらエナメルシンナーではみ出しを拭きとって終了。なんて簡単なんでしょう。
そしてスミ入れすると全体がカチッと締まって完成度がグッと上がりますね。

そして塗装が無事終了。
笑顔、怒り顔、泣き顔と3つ全ての顔が完成しました。
満足の出来です。
X001
X002
X003
image8

内蔵した眼球もちゃんと動かせます。
左右独立して動くおかげでいろんな表情が楽しめます。
A4
A3
A2
A1

顔で一番気にしていた部分、
顔も眼も同じ白色で、最悪ただの白いだけの顔になってしまうのではないかという心配があったのですが、
結果はうまく行ったようです。
こうして光を這わせてみるとツヤの入り方でちゃんと顔と眼の質感の差が見て取れますね。
B3
B2
B1

前回マスキングが微妙なことになっていた帽子部分もスミ入れをするとちゃんと見栄え良くなりました。
image4

夢中になっていて写真を撮るのを忘れてましたが、
体も同様にちゃちゃっとスミ入れしました。そして・・・




映画『ゴーストバスターズ』に登場する
「マシュマロマン」がとうとう完成しました!!!

IMGP0048
苦節半年、毎日のように繰り返していた作業が本日無事終了を迎えました。

この後、屋外や撮影ブースで写真撮影をしてみたので次回はその様子を書いていきたいと思います。