プリントの工程はいつもやることが多くて写真を撮る暇がありません。
なので今回のブログは写真は少ないです。ご了承ください。

なんとか無事全てのプリント作業が終了しました。
今回は積層ピッチ0.05mmでやってみました。

テストのため荒く早く出したい時は0.1mm、もっと細かく出したい時は0.02mmとか、元データがあるから何度でも条件を変えてプリントできるので楽ですね。ビバ!デジタルの素晴らしさ!

この後の工程は・・・
プリント直後の状態は表面に未硬化レジンが残っているため、IPAをかけて流します。
その後、水で洗浄して乾燥後にUVライトで二次硬化させて終了となります。

この当時の方法は忘れましたが現在行っている方法をもう少し細かく書いておきます。
まず霧吹きにいれておいたIPAをプリント後のレジン(ビルドプレートについたままの状態)にシュッシュと吹き、余分なレジンを筆で拭きます。
次にエアブラシでIPAを吹き飛ばします。
IPA→筆→エアブラシを何度か繰り返し、レジンの表面のツヤが均一の状態になったら今度はお湯に漬けジャバジャバ濯ぎます。
そのあとはまたエアブラシで水分を飛ばします。
終わったらビルドプレートから取り外し、乾燥させます。
乾燥後、UVライトで二次硬化させたら第1段回が終了。
次にサポートで届かなかった部分に対して同じことをします。
ニッパーでサポートを適当に切り離したらサポート面に対し、霧吹きIPAからの作業を繰り返してUVライトの二次硬化までやったらやっと全て終了です。

この方法が全て正しいのかはわかりませんが今のところ問題なく運用できています。
特にエアブラシを使うようになってからは品質が向上しました。
霧吹きを使うことでIPAの消費量も減りましたし、水でなくお湯にしたことも効果ある気がします。

ネットを見るとみなさんいろいろ工程の順番や方法が違ったりしますので気になりますが、様々試してみたら良いと思います。3Dプリンターみたいな機材はこういった試行錯誤も面白さの一つと考えないとやってらんないですよ。一発で正解は出ないですしそれを求めるのも間違ってる気がします。

EGuiiTmU8AAqYE4
とりあえず今回プリントしたパーツの一部です。
一見全てが問題なくプリントできたと思ったのですが、パーツ同士がうまくはまるものが少なかったです。
特にこの上半身、下半身はどの部分が歪んでいるのかよくわからないがピタッとはまらずガタガタします。
1点モノなので削って盛ってでどうにかなっちゃいますが、量産となると厳しいものがありますね。

今現在の方法でもう一度プリントしたらもっとうまく出せるかもしれません。
まぁこれは当時の経験不足からくる失敗故仕方がありません。

あと、1番大物の髪の毛パーツは途中でレジンが足りなくなり追加したところ、色の境が出てしまいました。
こちらペーパー途中の写真しかなくて申し訳ありませんがわかるでしょうか?
EHEkx_-UEAEzCEu
寒い季節の下でやったためこんなこともおきてしまうのかもしれません。
これは塗装予定なので何も問題ありません。

それとこのパーツは中空にしたのでちゃんと中も十分にUVを当てて硬化させました。
中には取り切れないサポートもありましたが、ほっておきます。どうせ見えないし。
EHEkx__UUAE1fMt


そしてこれまたペーパーの後の写真で恐縮ですが、こちら全てのパーツが揃ったところです。
EHEiNICU0AECpEE
シャープすぎて毛先なんかは触ると刺さるくらい鋭いです。