クリエーちブ

いろいろ作ってみるブログです

タグ:ほい~るくん

あれからもうちょっとファレホを使ってみての感想です。

まず、前回作った水性パレットはかなり使い勝手がよく、
途中で終了しても蓋をしておけば次回すぐ使い始められます。
特に混色したものをそのまま取っておけるなんて便利すぎ。

逆に乾いた塗料は一度水分がなくなってしまったらもう水には溶けません。
特に筆に付いたものは取り除くのはなかなかに困難です。
だから筆は何本か用意しておいて使ったらすぐ水にジャボン!
で洗ってる間に次の筆を使う~みたいな流れにしています。

筆先はみなさん気にしますが根本にも塗料は浸透するんですよね。
根本もすぐに乾いてしまうので、乾燥する前にジャボンしてキレイにしないとやばいです。
10回塗ったら1回ドボン。
自分的にはそのくらい頻繁にやったほうが良いと思ってます。

もし専用クリーナーみたいなものがあるのだったら欲しいですね。

筆塗りで気になるのが筆跡。
こちらは全く気にならないです。本当にキレイなもので、
乾くとどちらの方向に塗ったのかもわかりません。
ただ1度筆を乗せた所は乾くまで放置しておかないとダメ。すぐ何度も同じ所を塗ってはいけません。
臭いもないので急がずゆっくり何かしながら塗るくらいで良いと思います。
とにかく焦っちゃだめです。

■隠蔽力
隠蔽力は色によってかなりの差があります。
これはどの塗料でも同じですね。
黄色、赤、白などは何度も塗り重ねないと下の色が見えてしまいます。
ただ、白はかなり良いです。
もちろん何度か重ねる必要はありますが最後は綺麗に下地を隠してくれます。

■調色
塗って乾いたあとは色味が1段階沈みます。
なので明るめの色を選んで塗る必要がありますね。
そして色を混ぜれば混ぜるほどどんどん彩度が落ちます。
ファレホがあれだけ色を販売しているのは
混色で自分の欲しい色を作るのは難しいので
欲しい色を選んで購入というのを推奨しているからかもしれません。

そして色毎に粘度や粒度が違うのでそういう面でも混色が難しいです。
しっかり混ぜても水性パレットに残った塗料を翌日見ると分離しています。

■ウオッシュ
ウォッシュで全体を塗るとそれこそ全体の色味が落ちるので、
奥まった部分にだけ流し込んでスミ入れとして使おうおうとするんですが、
塗った部分と塗らない部分の堺がはっきりしてしまいます。
そして乾燥が早いので更に始末が悪い。
結局、対策として少ない範囲に塗料を塗って境界をすぐに乾いた筆で拭き取る。
この方法でなんとかごまかしてます。

本来のウォッシュの使い方は
全体に1色塗って、その上から全体にウォッシュ。
で最初に塗った色を明るい部分に上から重ねていく。でしょうね。
こちらのせなすけさんの塗装方法が参考になります。

結局、アクリル塗料なので上から塗り重ねていく使い方しかないんですね。
下の色を活かして重ねていくような塗り方は考えないほうが良いと思います。

■塗膜
ラッカー塗料しか使ってなかったんですが、ラッカーと比較してすごく弱いです。
こちらの大きなパーツなんかは知らないうちに何箇所も剥がれてしまい、どうしようもなくなって
他の色を塗り始める前にポリウレタンマットバーニッシュを塗って保護することにしました。
どこかのサイトにバーニッシュは3度塗り推奨となってましたので3回を予定。
aaaaaa
そして「瓶は振るな、棒で混ぜないと泡立つぞ」
と書いてありました。
目薬タイプのノズルなのに振らずにかき混ぜろというのは使うたびにノズルをはずせということなのか?
まぁとりあえず振ってみました。
たしかに泡立つけれど塗る時に泡が残らないように注意して塗ったら泡は問題じゃなかったです。
どのくらい強度に違いがでるのかレジンに直塗りしたもので試しました。
左が塗料を塗ったまま。右がバーニッシュ塗布。
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3度塗って乾燥&硬化待ちで1、2週間、十分に放置したのを確認しつつ恐る恐る爪でカリカリと・・・
ほぉ これはかなり硬いですよ。
軽く引っ掻いても傷付きません。
バーニッシュを塗るとものすごく丈夫になります。
”ポリウレタン”とうたってるだけあってさすが!

で、もうすっかり忘れられてるほい~るくんを塗ってみました。
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まぁ良い感じ。
意外と上手に塗れました。
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元絵と比べても憎たらしい感じがよく出てますね。
これはさっさと仕上げて裏にマグネット仕込んで完成させます。



混色が期待できないのでやっぱある程度のセットを買っておいたほうが良いですね

前回の失敗から、方法を少し変えてみることにしました。

今回は先に背面型にレジンを流し込んでおき、少し硬化させます。
ひっくり返してもこぼれない状態になった頃に、
時間差で前面の型に注ぎ入れたレジン溜まりに蓋をするという方法です。
これは「たい焼き方式」というらしいです。
前に参考にしたこちらにも乗っていました。
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湯口にまでこぼれちゃってるんですが、硬化した後にこぼれた部分だけペリっと剥がしてから
硬化前のレジンが溜まった前面型に対して蓋をしました。
この方法だと、気泡の具合を見ながらできるし、
たとえ前面と背面の間に気泡ができたとしても内側の見えない所にできるだけなので
アンダーゲート式に比べて非常に安心感がありますね。

で、硬化を待って恐る恐るシリコンをめくっていきます。
毎回この瞬間はドキドキですねぇ
ペリペリペリ・・・・




うわぁ?




おお!




おおおおおお!?






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ちゃんとできてるじゃないですか!なんとも綺麗な状態です。
裏側は先に硬化させておいたので当然綺麗ですし、顔の複雑な凸凹も気泡らしきものは皆無。
原型の気持ち悪さがちゃんと再現されていますw
ホッとしました。


あまりにも簡単でうまく行ったので
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2つ目
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3つ目
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4つ目
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5つ目
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6つ目

「どんだけ作るんだよ!」とツッコミが入りそうですねw

ちなみにレジンを流す前は毎回型にベビーパウダーをまぶしてます。
そのせいかどうかわかりませんがどれもほぼ問題なく複製できています。
今までで最高の出来ではないでしょうか。

いやぁ嬉しいですね。

前回の続き。
シリコン型にカッターで湯道を作りました。
蓋。というか背面部分の型の方だけに溝を彫ってあります。

そして早速レジンを流す準備に入ります。
ネットの情報から、気泡を減らすには「型にベビーパウダーを振っておくと良い」
というなんとも不思議な情報があったのでとりあえず真似てやってみることに。
適当に振って筆で全体に行き渡らせた後、軽くエアブラシで吹きました。
効果があればいいんだけど・・・
IMG_20181023_175349
そしていよいよレジンの流し込みです。
まず、A液、B液を1:1で計量します。
今回購入したレジンは180秒硬化タイプなのでゆっくりしていられません。
計量後、よく混ぜ合わせたら、すばやく顔のある深い方の型にレジンを注いでいきます。
だいたい8割9割くらいの高さまで注げたら、背面部分の型で蓋をしていくのですが、
このとき、真上から垂直に落とすのではなく、気泡が入らないように微妙に傾け、
レジンになじませながら蓋をします。
最初は型の重みに任せ、ゆっくり落ちるのを待ち、その後、重しを乗せて硬化するのを待ちます。

「早く作業しなければ硬化してしまう」と焦っていたのですが、
寒くなってきたこの時期、レジンの硬化にはすごい時間がかかりました。
結局1時間くらい待たないとだめでしたね。

そして、硬化の結果。
あれだけ気をつけたものの背面部分には空気の跡が大きく残り失敗でした。

さて、この状況からどうやったら成功に持っていけるのだろうか・・・考えねば。





さて硬化したシリコン型はというと・・・

この写真でわかりますか?
IMG_20181010_183112
すでに裏返して粘土を取り除いた状態です。
気泡がほとんど無く非常に良い感じにできてます。
ほいく粘土も簡単かつ綺麗に剥がせました。

シリコンも粘土もさすがネットで高評価の商品だけありますね。
今後も使っていきたいです。

続けてここに離型剤を塗って、反対面を作るためのシリコンを流して行きます。
裏側なのでそれほど気を使わずにさら~っと終了。

で、硬化後、レゴを取り除いた状態がこちら。
IMG_20181011_175818
まるで大きな豆腐のようです。
違うメーカーのシリコンを混ぜたので少し心配していましたけど、
それほど影響はなさそうで安心しました。

これを上下の分割面に沿ってパリパリ剥がしていきます。
この瞬間が非常に緊張するところですね。
ゆっくり全体的に少しづつ力を加えて剥がしていき、最後に中から原型を取り除きました。


さぁ完成したシリコン型がこちら。

①顔のある側。
名称未設定-1
そしてこちらが②裏側です。
名称未設定-2
写真が汚くてよくわからないかもしれませんが、
今まで作ったシリコン型の中で最高の出来な気がします。

これで①顔の型にレジンを注ぎ、②裏側の型で蓋をして余分なレジンを溢れさせて複製する
オーバーフロー型が完成となります。

あ、カッターでレジンの流れ出る湯口を作るのを忘れちゃいかんね。




粘土埋めが終了したので続けてシリコンを流していきます。
前回まで使っていたものではなく、
今回は模型界隈では有名らしいこちらを使用することにしました。
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旭化成 ワッカーシリコン M8012
里見デザインさんで購入しました。

そしておもむろにとろとろ~っと流し込み。
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この程度浸ったところで、エアブラシで全体にエアーを吹き付けていきます。
特に横部分は溝が多いので気泡が残らないように入念に行います。

ここで、全体が見えなくなるまでシリコンで満たすには相当量が必要なことに気が付きました。
アンダーゲート方式に比べ、オーバーフロー方式の方が使用量が少ないと思ったんですけど
そんなことはなかったですね。
深めに作らなきゃいけない分、型には高さが必要なんです。

なので、過去に使ったシリコン片をバラバラと撒いて節約することに。
本来違うシリコン同士を混ぜてしまうのは収縮率等の問題が発生するので厳禁らしいのですが、
やってしまいました。
だって目につくところにシリコンの欠片が入ったジップロックがあったんだもん・・・
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一見すると何も問題ないように見えますがちゃんと出来上がるのでしょうか?

最近寒くなってきているので硬化にもかなり時間がかかります。
焦らずじっくり待ちましょう。





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